第6番:飯上山長谷寺(飯山観音)

飯山観音へは、小田急本厚木駅からバスが普通だが、厚木の街を見て行きたかったので徒歩でいく。駅前の大型ショッピングセンターや繁華街を抜けると田園と山の景色が広がる。7km1時間半ほどでバス停飯山観音前に至る。白山中腹にある飯山観音へは参道を10分ぐらいで小さな山門をくぐり、階段を登って仁王門を抜ける。さらに階段を登ると綺麗に並んだ石灯籠の向こうに本堂(観音堂)が見える。小さな山寺の趣だ。観音堂には自由に入れるが本尊十一面観音菩薩像が開扉されるのは正月などに限られている。本堂内で般若心経を読経したのち本堂脇で御朱印をいただく。本堂を囲むように坂東三十三観音写し石仏が並んでいるので一周すると札所巡りが完了したことになるのかもしれない。境内は250mほどの高所にあるため、横浜や東京の高層ビルがみえたが、本堂の裏から15分ぐらい山道を登った白山頂上からはより一層広い展望が開けていた。週末に参拝したものの桜の季節には早い3月はじめだったため、境内は閑散としていた。

行き方:小田急本厚木駅から神奈中バス宮ヶ瀬行き(概ね1時間に2本)飯山観音前下車、徒歩10分

拝観料:なし

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村上世彰”生涯投資家”を読んだ

村上世彰”生涯投資家”を読んだ。
僕は、村上ファンドに対する強烈なマスコミ・バッシングを無批判に受け入れて(金持ち・成功者への嫉妬も)理由なく嫌いだった。が、この10年間で会社は誰のものかという理解が社会的にすすみ、村上世彰が先進的・合理的で正しいことだったことが理解できるようになった。今は、村上氏は自己資金だけを運用するようになり、名誉・信念のためにいまも戦い続けているようだ。本書は村上氏の主張を理路整然と述べると同時に、素直な反省・家族への愛情・ボランティア活動で自分の顔が忘れられていることへのさびしさなど、読みどころが多い。
(実は、わざわざ大阪までいって黒田電気株主総会にでたのだけど、社長をはじめとした取締役たちがあまりに酷いので驚いた。この会社・業界は時代が止まっているようだ。)